年明けへの準備
気が付けば、今年も残り僅か・・・実感が湧きません(苦笑)
今年は春からコロナ、コロナで自粛期間もあったため、感覚的にはまだ9月です。
さてそのコロナによる不動産市況ですが、特に賃貸オフィスビルは年明けに向けてしっかりとした準備が必要になると思います。
というのも、現在はオフィスの移転等の動きが非常に少なくなっています。
当初、コロナ禍の影響でリモートワーク、業績不振、経費見直しなどを要因とした事務所移転が増えると考えていました。
そうならなかった背景の一つとして「家賃支援給付金」が影響しているのではないかと考えられます。
現在、多くのテナントが「家賃支援給付金」の支給を受けている、またはその申請をしています。それにより最長6ヶ月間は事務所固定経費の一部(大部分)が圧縮されます。
そのお蔭で、直ちに移転をしなくて済んだり、給付金で当座を凌ぎながら様子を見るということが出来ていました。
しかしその給付も、早いところでは年明け早々には「切れて」しまいます。そうなれば否応なく経費削減等に踏み切らなくてはならない企業も増えてきます。
移転だけでなく、賃料の減額交渉もあるかも知れません。
それによってビルの収益が下がってしまうと、オーナー様にとっても大打撃となり兼ねません。
ネガティブな話でオーナー様方をいたずらに不安にさせるのは本意ではありませんが、それだけに事前準備が必要だと考えています。
今ある空室は出来るだけ減らしておく、満室稼働のところはそれを維持する活動が必要だと思います。
お悩み等がありましたら、何なりとお気軽に当社までご相談ください。